キャリアメールアドレスの後継をどうするか
今年になってから僕の周りの複数人に「ドコモの料金が安いやつってどうなん?」と聞かれることが何回かあり、ニュースで知ってたキャリアメールアドレスが無くなるって点が飲めるなら契約する利点はあると答えているものの、十年以上にわたって使っているキャリアのメールアドレスを手放すのは惜しい、というかアドレス帳の全員かそれに近いぐらいたくさんの人に新しいメールアドレスを知らせるのが面倒くさいって意見が多くて(n=6)、とはいえ料金がいま支払ってはる金額の1/3程度まで下がるのは魅力的であるのも事実らしい。
なのでみんなに同じことを説明するのが大変そうやし資料を作ろうと思ったものの、わりと考慮せなアカン点がいくつかあるので走り書きの殴り書きでメモをしたついでにブログにしておこうかって。 なお、結論から書くと「何もかもが面倒くさい」となる。
ところで記事を書かずに90日が経つと広告が出るアレ、いつもカリカリとか猫缶とかネコ系のそれがでるなら常に表示されててもいいかなって思ってたけど、ネコと関係ない広告(北海道な広告は歓迎)が出ることもあるので、メモ書きを記事にしておくかって次第。
あと僕は何年か前にキャリアのメールアドレスを捨ててMVNO(mineo)に移行している。
(1) どのメールサービスを使うか
- 事業の継続性を考えると著名で世界規模に展開しているサービスが望ましい
- Gmail, Outlook, yahoo!あたり
- 携帯電話キャリアメールアドレスの後継になるのでPUSH型で配信されるもの
- アプリを入れたらだいたいOK(たぶん)
- ロシア大好きなら@mail.ruとか(アプリがあるし受信通知も来る)
- 家族友人知人の誰よりも早く毎年お誕生日おめでとうメールが来る
- ロシア語で何かおめでとう的な感じのことが書いてあるっぽい
- アプリがあって受信通知が来るならどこでもいい
(2) 新しいメールアドレスを取得する
- Gmailが一番よいと思う(個人の感想)
- 携帯電話キャリアのメールアドレスの後継となるメールアドレス
- ローカルパート(@の左側)を揃える
- 僕はそうしている(azumakuniyuki@いろいろ)
- ID(ユーザ名)を確保しておくって目的もある
- 携帯電話キャリアのメールアドレスの役割を引き継ぐので同じローカルパートの方が良い
- 人間関係の整理もかねて別のローカルパートにする
- IDを変えて心機一転!
- 同じローカルパートが取れたら告知が楽、取れなければ取れないで仕方ない
- こういう移行が集中しそうな時期は先にメールアドレスだけ抑えておいても良いかも
- メールアドレスを取得しても特に損はない・取るだけ取っておく・確保しておく
(3) 今のメールボックスを一年分ぐらい確認する
- キャリアのアドレス宛に来るメールボックス
- 一年と言わずもっと遡っても良い
- 誰とメールのやりとりをしているかはそれほど重要ではない
- どこからメールが来ているか
- 何かの通知先としてキャリアのメールアドレスを登録しているサービスを漏れなく確認しておく
- オンラインバンキング
- クレジットカード関係
- 宅急便の到着予定通知とか
- その他WEBサービスのパスワードリセットに使われる通知先
- 何かの通知先としてキャリアのメールアドレスを登録しているサービスを漏れなく確認しておく
(4) WEBサービスに登録中のメールアドレス確認
- 現代においてメールアドレスは連絡手段というよりは主にIDとして機能している
- メールアドレスが変わったらちゃーんと登録先でも変更をする
- 一箇所も漏らすことなく変更する
- 変更しないと配信しはる側が困る(バウンスメールが増える)
- 四月上旬とかバウンスメールが増えそう
- バウンスメールが極端に増えると配信全体が遅延傾向になる
- 「パスワードリセットのメールが来ない💢」とか
- 各WEBサービスで登録済みメールアドレスを変更をしない場合
- なのでどのWEBサービスにメールアドレスを登録しているかメールボックスを漁って把握・確認・なんなら変更もする
- [2021/03/05追記] ahamoへ契約変更時に自動で廃止になるサービスの確認
(5) キャリアのメールアドレスを手放す決断を下す
- (2)の新しいアドレス取得はやっても損ではない
- いずれキャリアのメールアドレスから離れる時のためにって観点
- (3)と(4)をやる時間と意思と根性があるかどうか
- 無いならキャリアのアドレスを持っておくのが得策(たぶん)
- やるなら気合でやる
- いや、気合というか余裕のある移行期間を確保して計画的かつ確実に
- 僕はmineoに引っ越す時にこの一連の面倒くさい作業は何もしていない
- そもそも携帯キャリアのメールアドレスはごく一部の人間と連絡を取るためにしか使ってない
- もちろんWEBサービスにも登録していない
(6) みんなに連絡する
- 携帯電話キャリアのメールアドレスがあるうちにやる
- (2)で述べたとおり同じローカルパートならドメインパートの変更だけ伝えればOK
- 横着してアドレス帳の全員に一斉配信(できるんやったっけ?)するなら1対1またはBCCとなるように
- さっき聖火ランナー20人分のアドレスが漏れた的なニュースを見た
- よくある・一向になくならない事故
- ドメイン指定受信の類
- これが面倒
- 相手によっては携帯電話キャリア以外からのメールを拒否している
- ってことは自分の新しいメールアドレスが通るように設定してもらう必要がある
mfsmax.docomo.ne.jp
はStatus: 5.2.0
で応答してくるので届かなかったのは分かる- 闇に葬るキャリアもある(ので届いたつもり・何処にも来ていないが発生する)
- ここ数年の携帯におけるバウンスメール発生状況は実機で観測してないので詳細は不明
(7) 何もかもが面倒くさい
- メモとしてここまで書いてきたけど全体的に面倒くさい
- 想定される事態を考えつつ書いたけど面倒くさいことが多い
- 僕が把握してない面倒くさい何かがまだあるかも知れん
- (2)以降が面倒くさい
- アドレス帳の数が多ければ多いほど面倒くさい
- メールアドレスを登録しているWEBサービスが多いほど面倒くさい
- 何もかもが面倒くさい
- とりあえず(1)の新しいメールアドレスは取得しておいて損はない
- この面倒くさい一連の作業をやるか今の料金を払い続けるかを天秤にかける
(8) ちょっと立ち止まって様子を見る
- ahamoに行ってもキャリアメールが使えるかも!? キャリアの乗り換えは増えるのか? 総務省がMNP円滑化の「方向性案」を提示(2/3 ページ) - ITmedia Mobile
- 2022年の夏!?
- 来年の夏にキャリアメールを持ったままahamo(か他のMVNO)に行けると仮定して
- 四月からahamoに行った場合に今の携帯電話メールアドレスはどうなる?
- ユーザ側からは当然ながら使えなくなる
- システム側でローカルパートを一定期間保持する(これは従来の仕様通りかな)
- 一定期間の経過後に他人がそのローカルパートを取得できるのかどうか
- 数百円を毎月払ってずっとシステムが確保してくれるならいいけど
- 一定期間が経過したら誰でも取れる仕様のままやと思う(たぶん)
- そもそも2022年の夏までにahamoへ行ったらメールアドレスは消えるってのが大前提かな(現時点では)
- ってことは2022年の夏までahamoへ行かずに様子を見るのも賢い選択か
- そやけど2022年の夏になったらメールアドレス持ってahamoへ行けるとは何処にも書いてない
- あくまで記事から推測される希望的観測
- 2023年に実現する保証もない
- キャリア側が「無理、やらない」って言う可能性もある
- やるとしても月額2000円でキャリアのメールアドレスが使えます!とかなるかも
- 二十年以上前からあるメールシステム改修のコスト回収
- 先のことは分からん
もう何年も前にキャリアのメールアドレスは捨てたから今はどうなってるのか分からんのやけど端末が比較的新しいスマートフォンに限定してネットワークの外部からIMAP4での接続を開放するとかなら行けるんちゃうのって素人考えが及ばない何か冥府魔導な技術的問題か政治レイヤーの面倒ごとがあるんかな
— ネコ物質₃₄₀ (@azumakuniyuki) 2021年3月3日
(9) ahamoを契約する
- 面倒くさい地獄を進む覚悟ができたならahamoを契約する
- メールアドレスとかもうどうでもいいならahamoを契約する